一般社団法人 日本消化器がん検診学会一般社団法人 日本消化器がん検診学会


会長挨拶
 この度、第46回日本消化器がん検診学会近畿地方会を2017年8月26日に奈良市の奈良春日野国際フォーラムにて開催させていただくこととなりました。大役を拝命し、重責に身の引き締まる思いであります。ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 今回のテーマは「消化器がん検診の未来予想図」といたしました。がん検診をめぐる状況は日々変化しております。近年、がん対策として検診による早期発見・早期治療(二次予防)を目指すとともに、一次予防を見据えた視点も重要であるという機運が高まり、本学会の診断基準にハイリスク群の概念が導入されました。近未来には遺伝子要因も考慮した個別化検診への流れも予想され、背景を考慮した消化器がん検診の時代を迎えたと考えます。一方、今後急速に進むことが予想される人口減少と高齢化、また近年注目されている過剰診断など大きな問題に対して本学会として真剣に取り組むべき時期にきております。
 今、先輩方が築かれてきた実績を振り返り、消化器がん検診の現状・近未来を見据えたとき、今回のプログラムをご参加の皆様が次世代に希望を残す未来予想図を描いていただけるようなものにしたいと考えました。各方面に造詣が深く、未来に対する熱い思いを持たれている先生方をお招きし、新ガイドライン発表後の胃がん検診をめぐる討論をはじめ、多彩な職種の方々が一堂に会するという本学会の特色を生かせるような企画を予定しております。多くの演題のご応募をお願いたします。

 「温故知新という言葉があるように、歴史から学ぶことができるものにのみ未来がある。」と大腸内視鏡診断のパイオニアの一人である長廻鉱先生は述べておられます(「腫瘍内視鏡学」序文より)。
 奈良県は古代にわが国の中心であり、当教室と奈良県庁が共同で1950年代から先駆的に胃がんX線検診に取り組んだ土地柄でもあります。皆様にはぜひ古都奈良で英気を養っていただき、先人の足跡に思いを馳せながら、多くの世界遺産に囲まれた会場にてがん検診の未来を共に語り合いたいと思います。ご参加を心よりお待ち申し上げます。
第46回 日本消化器がん検診学会 近畿地方会会長
奈良県立医科大学 放射線医学教室 伊藤高広


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